アイロンパーマ(コテ、元巻タイプ)を覚えたいなら
1.アイロンの扱いを習得すること
2.パーマ液1剤を使い分けること
【アイロンパーマはいわゆるデジタルパーマと同じ原理】
昔のアイロンパーマのイメージで
アイロンパーマを敬遠している髪師さんたちは
すっごくもったいない!
確かに流行り廃りもありますが、それはスタイルの話
アイロンパーマは欲しいボリュームも要らないボリュームも思いのまま!
毛流れもクリクリも出来ちゃいますからね
最高で最強の技術ですよ!
ただ…
お客様には事前にちゃんと話しておかないと
途中大仏さんみたいになりますからね「ご心配なさらず!」と一言必要です。
でもコールドパーマだって、ロットがなければ大仏さんみたいになっているはずですよね?
ロットがあるから、優しく見えるけど。。。
と、言うことで
アイロンパーマは超オススメの習得技術です
アイロン(コテ、元巻タイプ)の扱いを習得する
まずはアイロン操作を覚えましょう
ウイッグでクリクリ…クリクリ…
こんな感じで
この時点でのウイッグ練習時のポイントは
クリクリしながら、ウイッグの地肌に高熱のアイロンを付けちゃいましょう!
ヤケドさせちゃいましょう(ウイッグちゃんゴメンなさい)
お客様には根元まで巻いて、もちろんアイロンはお客様の地肌には触れさせません。
ウイッグでそうすることで、根元ギリギリまで攻められるから!(その感覚を掴む中でウイッグちゃんには少し我慢してもらいましょう)
あとは、毛先の熱処理
アイロンのミリ数が太いほど
円周率が変わりますから(巻き込む感覚も変化していきます)
巻き込みながら、毛先がアイロンに対して90°に巻き込まれるようにコームでサポートしましょう
コームはそのサポートの延長線にアイロンと頭皮の間のプロテクト役に早変わりさせて!
それを繰り返しウイッグで練習
・アイロンとコームの連動性
・毛先の巻き込みと熱処理
・狙った根元付近への熱処理
それが出来たらバッチリ
パーマ1剤を使い分けること
これは、なかなか悲しいことに
アイロンパーマ液の幅が狭い…
種類はそこそこありますが
還元剤としてはほぼ1種類です
今の時代
お客様の髪の状態なんて様々なのに…
なぜこんなに素晴らしい技術の薬剤がこんなにも幅狭いのか?
あんまり流行らす気がないんでしょうか。
まぁ流行りはしないかw
でも考え方次第で対応できます!(ここが理髪師独特の思考狭幅・・・)
パーマ剤など還元剤は沢山ありますよ…
その中で
クリームタイプの還元剤で髪と相性が良いものを選択
アイロンパーマ液はチオグリコール酸が主ですが
髪の状態に合わせてシステアミンやシスチオなんて最高ですね
上記のお客様はハイトーンカラーを繰り返しています
その髪の毛にシステアミンの還元剤をトリートメントと半々で混ぜて塗布後
13分放置(加温なし)
お流し後
しっかりドライしてから
アイロン150℃
ポイントは
①アイロンパーマ1液で毛先をパサつかせないこと
②アイロン施術で毛先をチリつかせないこと
③2剤はしっかり塗布すること
2剤はブロム酸、過水の選択がありますが
元々のアイロンパーマ液の2剤(ほとんどが過水だと思います)をスプレイヤーでお客様のお顔にかからないように塗布
6分ほど放置でお流し、お仕上げです
そして仕上がりが
これぐらいナチュラル
仕上がりのパーマの強弱をコントロールするのは
【アイロン施術時の温度設定!】
低温すぎると弱すぎて
高温すぎると悼む
その中間地点、基本が150℃です
アイロンパーマを覚えることで
お客様に提案するスタイルの幅が拡がります。
理髪師としては
アイロンパーマ技術
極めたいですよね