枝毛や切れ毛は傷んだ髪の末期症状。。。
どんなケアをしても元通りにはならないから、カットすることが大切。
さらにサロンのトリートメントでしっかり補修し再発も防いでいきましょう
枝毛の種類とできる仕組み
1本の髪の毛は大きく分けると3つの層で成り立っています。
髪の中心にあるのが、毛髪の芯となる「メデュラ」(メデュラを「コルテックス」が覆い、コルテックスを「キューティクル」が包みこんでいます)
コルテックスは毛髪の85~90%を占めており、タンパク質や水分を多く含む重要な部分。
髪の毛の色や太さなどは、このコルテックスによって決まります。
☆【あなたの髪の毛は『細い?』『太い?』】髪の細さ太さが人それぞれな理由とその対処法
コルテックスを覆うキューティクルは、とても硬くて丈夫なのですが、何らかの原因でダメージを受けると、剥がれたりめくれたりしてしまいます。。。
すると、コルテックスに含まれているタンパク質や水分が流出してしまい、髪が傷んでしまう原因になっていきます。
タンパク質は細長い繊維状になっていますので、縦に裂けやすいという性質を持っていて、水分などの流出によって髪が傷むと、髪が縦に裂けてしまい、「枝毛」ができてしまいます。
枝毛と聞くと髪の毛の先が枝分かれしているものをイメージするかもしれませんが、実は枝毛にも様々な種類があります。
基本的なものが、次の4つ
直線的に折れている
枝分かれしている
髪の毛が避けて穴が開いている
毛先だけ細く避けている
髪の毛が縦に裂けてしまったのが「枝毛」、途中でプツっと切れてしまったのが「切れ毛」です。
髪が傷んでしまうと、ちょっとした刺激で髪は切れてしまいます。頭のトップでツンツンした毛があったら、それは切れ毛かもしれません。
枝毛や切れ毛が多いと髪のまとまりが悪く、ツヤなど見栄えも良くないので避けたいですよね。
枝毛は毛髪が縦に裂ける、切れ毛は毛髪が横に切れる、という違いはあるものの、枝毛と切れ毛の原因はほぼ同じです。
枝毛→抜毛→薄毛??枝毛ができる原因
ブラッシングなどの摩擦によるダメージ
髪の自然乾燥によるダメージ
ドライヤーやアイロンなど熱によるダメージ
カラーリングよるダメージ
パーマや縮毛矯正によるダメージ
紫外線によるダメージ
栄養不足・睡眠不足などストレスによるダメージ
枝毛があるということは、髪がダメージを受けていたり髪が栄養不足であるということ。
栄養不足になった髪は細く抜けやすくなっているので、抜け毛が増えて結果的に薄毛になってしまう恐れがあるのです。
また、頭皮環境が悪化して髪がダメージを受けている、細く弱くなってしまっているという可能性もあります。
頭皮環境の悪化は髪を弱くするだけでなく、炎症や皮脂の過剰分泌で抜け毛を引き起こす要因にもなりますので注意が必要です。
☆【春の抜け毛】はストレスも原因!?
枝毛が増えてきたと感じたら、早めに対策するようにしましょう。
枝毛のケアや対処法
髪の毛には自己修復機能はありませんので、一度枝毛になってしまった髪は修復できません。ならば切ってしまうのが、手っ取り早い枝毛対策・・・だけど切る前に枝毛の対処法も知っておきましょう。
トリートメントを使用して髪をケアし、しっかりと乾かす
サロントリートメントは、日々進化しています。トリートメントをすることで、タンパク質を失ったコルテックスに、栄養分を補給することができます。
また、オイルやトリートメントで髪を保湿すれば、髪のダメージが目立ちにくくなります。一度傷ついたキューティクルは元に戻りませんが、トリートメントやオイルで保護したり、髪を美しくみせたりすることは可能です。
帽子や日傘で紫外線から髪を守る
髪の毛に枝毛があるということは、髪が傷んでいるということです。髪が傷む原因としては、物理的な刺激だけでなく紫外線や熱、パーマなどが考えられます。
紫外線が強くなるこれからの季節はUVケア配合のトリートメントなどをつけたり、帽子や日傘などで早めの時期から対策をしていきましょう。
パーマやヘアカラーをちゃんとする
頻度を減らたくてもなかなか減らせないのが本音・・・だからパーマやカラーを施術する時は髪に合った処理をしっかりしてもらう事でパーマやカラーでのダメージを最小限に抑えられます。髪に合った処理を担当者に考えてもらうなど、パーマやカラーをちゃんとしましょう。
カットする
髪が長くなればなるほど、毛先まで栄養が行き渡りにくくなるので枝毛を処理する、枝毛を予防することが良いのですが・・・最大の方法はサロンでこまめにカットすること。
髪がダメージを受けすぎる前に、こまめにサロンでカットしたり枝毛や切れ毛のみカットすることで髪が健康な状態のまま、キレイな状態をキープすることができて扱いやすい髪を継続することが出来ます。
枝毛や切れ毛が原因でツヤがない…
そんなお悩みは担当スタイリストに遠慮なくご相談くださいね