鯛の活性には水温が関係しています。明石のタイラバハイシーズンは5月中旬から7月、真鯛の適正水温は17℃〜22℃とされていますが、例年なら水温が上がりだす4月から高活性になってきます。
水温が低い冬の時期、真鯛の多くは南の高水温海域へと移動しますが、居残る鯛は明石に多く存在します。その証拠に真冬でも網漁で獲れていますし、少なからずタイラバでも釣れています。

明石タイラバは釣れない
明石のタイラバ…釣れます!

ただ、水温の関係で鯛の活性も上がらず特に難しくなるのが明石のタイラバ。しかしこのタイラバを攻略すると、極上の真鯛をゲットすることができることから根強い人気があります。
タイラバでは低水温でも喰うタイミングがあって、そのタイミングでうまくアタリを出せるかどうか…
それはネクタイカラーの選択だけではなく、ヘッドの重さや巻きスピード、巻き上げ角度に変化を持たせてアタリ探っていきます。
このアタリを探る事にもタイラバの魅力がありますから、シブくても攻略しがいがある明石のタイラバにハマる要因はそこにもあるのかもしれません。
巻き上げスピード
タイラバはタッチアンドゴー、着底してすぐに巻き上げていきますが、この巻き上げのスピードもその日のアタリを左右します。底付近でも中層でも、巻きのスピードに真鯛が反応するからです。
真冬の鯛は高水温時と真逆で、あまり動きません。その為、巻きスピードが早すぎるとタイラバに反応しても追いかけてきません。近くに来たタイラバだけに口を使う感じになります。
日ムラがありますから追いかけてくる時もありますが、基本的には追いかけてこない…ということはスローに巻き上げる意識が大切になってくるということになります。
スローでもデッドスローといわれるほど、とてもゆっくり巻き上げないとアタリが出ない、アタリが出てもハリに掛かるまで「間」があるので違和感を関してもゆっくりと巻き続けることが釣果に繋がります。
低水温でも釣れる!
ハイシーズンになると潮のどのタイミングもチャンスがありますが、低水温の時期では釣れるタイミングが極端に短くなります。
短時間のチャンスに備えて、その日の状況をできるだけ把握しておくことで時合をものにすることができるでしょう。
