タイラバといえばしっかりと着底させてから素早く巻き上げる「タッチアンドゴー」が基本。そして巻き上げは等速で、できる限り一定で安定した巻き上げ。
安定したタイラバには真鯛は喰いついてきます。
ですがちょうど3月〜5月はよくあるパターンで
【巻きが合った人だけアタッて、それが出来ないとアタリがない…】
そんなシビアなタイラバ受難期でもあります。

変速巻き
タイラバで鯛からの反応が無い時、巻きの安定やネクタイの動きを見直して慎重にタッチアンドゴーから等速巻きを繰り返す。その意識は必ず釣果に繋がっていくと思います。
ですが…
魚探に鯛の群れが映ってもタイラバに喰いつかない。タイラバをチェイスするタイの軌跡が魚探に映る程の反応があっても…喰わない。
巻きの安定やネクタイの動きを見直しても、喰わない…
そんな時限定でやるべきことがあります。
それは変速巻き。
どんなスピードでの「等速巻き」でも全くアタリが出ない時に使う苦肉の策です。

パターン
基本的なタッチアンドゴーが大前提ですが…
そこからの巻き上げに変化をつけていきます。
例えば…底取りから
- 数回転高速巻きしてからスロー巻き
- スロー巻きからの高速巻き
- 通常の巻きスピードからのストップ
- スロー巻きからのストップ&ゴー
さらにフォールに変化をつけるとその組合せは無限にありますが
これは極論…鯛のリアクションバイトを狙うタイラバになります。狙ったリアクションで喰わせるというのは相当難しい変速ですが、何らかのリアクションが鯛のスイッチになるはず。
実際に昨日の釣行で釣果に繋がっています。

タイラバとは
本来、明石のタイラバに限らず…タイラバとはこんな変速巻きまでしなくても基本の等速巻きで釣れるのがタイラバ。もっというと鯛が等速巻きで釣れるときにやるのがタイラバだと思います。

ただ、昨今のタイラバ人気で低水温期の鯛攻略も含めて一年中楽しめる明石のタイラバ。等速巻きが効果的な時期以外の攻略法でゲーム性が高まり、その魅力にハマる人も多くなっているのも事実ですね。
この変速巻きも時期に合わせた攻略法として確立されていく巻き方になるのも近いかもしれません。
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